心理学 クイズ — 全50問、最後は「再現性」の話

5ラウンド · 50問

ラウンド 1 / 5 · 問題 1 / 50

名前は聞いたことのある実験

パブロフの犬がベルの音で唾液を出すようになったのは、何を示した実験ですか。

全50問の解答と解説を表示

全問題・解答・解説

名前は聞いたことのある実験

  1. パブロフの犬がベルの音で唾液を出すようになったのは、何を示した実験ですか。

    解答 意味のなかった合図が、自動的な反応を引き起こすようになりうること

    パブロフが調べていたのは学習ではなく「消化」でした。餌が来る前から唾液が出ることは、もともと彼のデータを乱す厄介ごとだったのです。ベルは物語のなかの飾りに近く、実験室ではメトロノームやブザー、純音のほうがずっとよく使われました。

  2. ミルグラムの服従実験で、研究者がいちばん驚いたのは何ですか。

    解答 権威者に指示されると、ふつうの参加者の多くが続けたこと

    もっとも有名な条件では三分の二ほどが最後まで続けました。ただしそれは二十を超える条件の「ひとつ」で、場所や学習者との距離、実験者が二人いるかどうかで比率は大きく動きました。

  3. ハーロウの子ザルと布の代理母の研究が示唆したのはどれですか。

    解答 餌だけでなく、接触と安心感も愛着に効くということ

    子ザルは布の母にしがみついて過ごし、針金の母へは「食べるときだけ」行きました。愛着は餌の副産物だという見方をくつがえしましたが、いまなら倫理審査を通らない研究です。発見と並べて書いておくべき代償です。

  4. 傍観者効果とは何ですか。

    解答 そばに人が多いほど、助けに入る確率が下がる

    この効果を有名にした事件は、事実と違うかたちで報じられました。何かを目撃した人の数は新聞が伝えたよりずっと少なかったのです。効果そのものはありますが大きくはなく、実際に記録された緊急事態を分析した研究では、たいてい誰かが動いています。

  5. アッシュの線分判断の実験で、多くの参加者がとった行動はどれですか。

    解答 明らかに誤った多数意見に、少なくとも一度は同調した

    四分の三ほどが「少なくとも一度は」多数に合わせました。ただし「いつも合わせた」とは違います。全試行でみれば答えの大半は正しいままでした。この結果が語るのは多数の「引っぱる力」であって、人に判断力がないということではありません。

  6. マシュマロの実験がもともと測っていたのは何ですか。

    解答 より大きな報酬のためにどれだけ待てるか

    測っていたのは甘いものの好みではなく自制でした。数十年後に待てた時間と大人になってからの成果を結びつけた追跡は、大学構内の「小さな」標本に頼っており、2018年のはるかに大きな研究では、家庭の事情を一緒に入れるとその結びつきは大きく弱まりました。

  7. ストループ課題とは何ですか。

    解答 別の色名が書かれた語の、インクの色を答える課題

    文字が別の色名なのにインクの色を答えるので、遅くなり間違えます。読むことが「自動」で、切れないからです。心理学でもっとも安定して再現される効果のひとつで、九十年たったいまも実験室に残っています。

  8. エビングハウスが無意味つづりを覚えて調べたのは何ですか。

    解答 覚えたことが時間とともにどれだけ速く忘れられるか

    彼は自分自身を被験者にして、意味からの助けを消すために無意味なつづりを何千も覚えました。忘れる速さは「覚えた直後」がいちばん急で、その後はゆるやかになります。復習を先延ばしにしないほうがよい理由がここにあります。

  9. 認知的不協和とは何ですか。

    解答 食い違う信念を同時に持つ、あるいは信念に反して行動するときの居心地の悪さ

    もっとも鮮やかな実験は、退屈な作業を面白かったと言わせ、ある人には少なく、ある人には多く払いました。その言葉を「信じるようになった」のは少なく受け取ったほうでした。そう言うだけの外の理由がないので、信念のほうが動いたのです。

  10. プラセボ効果とは何を指しますか。

    解答 効き目のない処置でも、本人が信じることで良くなること

    痛み・吐き気・気分のように「本人が語る」ものでいちばん大きく、機器が測る値ではずっと小さくなります。臨床試験に盲検を置く理由がこの差であり、偽薬が腫瘍を小さくしない理由も同じです。

日常で実際に使う概念

  1. オペラント条件づけで、強化は何をしますか。

    解答 後に続く行動が起きやすくなる

    強化は意図ではなく「結果」で定義されます。その行動が増えたなら、あとに続いたものが強化子だったということです。大人がやめさせようとして向けた注意が、かえってその行動を増やしてしまうのはこのためです。

  2. 負の強化とは何ですか。

    解答 不快なものを取り除くことで、その行動が起きやすくなること

    ここでの「負」は不快という意味ではなく「引き算」です。もっとも誤解されやすい用語でしょう。頭痛を消すために薬を飲むのが負の強化で、いやなものが消えたからその行動が増えます。

  3. ワーキングメモリとは何ですか。

    解答 いま保持して操作できる、ごく少量の情報

    「七つ」という有名な数は1956年の論文から来ており、繰り返しを妨げて測ると実際の容量は「四つ」に近いというのがその後の研究です。この数を増やすのがまとめ上げで、慣れた電話番号は十一個ではなく一個です。

  4. 確証バイアスとは何ですか。

    解答 すでに考えていることに合う情報を優先すること

    こわいのは反対の証拠を「はねのける」ことではなく、「そもそも探しに行かない」ことです。だから内側からは気づきにくく、事前登録のように検証のしかたを先に決めておく設計が要ります。

  5. アンカリングとは何を指しますか。

    解答 先に見た数値が、あとの見積もりに影響すること

    その数字が「誰の目にも無意味なとき」でも働きます。もとの実験では、回した円盤から出た数字が、まったく関係のない量の見積もりを変えました。最初の提示額が交渉を左右するのも、その額が妥当かどうかとは無関係です。

  6. 基本的な帰属の誤りとは何ですか。

    解答 他人の行動は性格で、自分の行動は状況で説明すること

    非対称であることが要点です。あの人が遅れたのは「性格」で、自分が遅れたのは「道」が混んでいたから。文化によって弱まることもあり、それ自体が、この誤りが心の造りではなく「説明する習慣」から来ている証拠になります。

  7. 研究における相関と因果の違いはどれですか。

    解答 相関は二つが一緒に動くこと、因果は一方がもう一方を生むこと

    相関は「見たもの」、因果は「推した中身」で、そのあいだを埋めているのはたいてい両方を動かす第三の要因です。その隙間を閉じる仕掛けが無作為割りつけなので、研究で探すべき一文は「参加者がどうやって各群に入ったか」です。

  8. 二重盲検の研究とは何ですか。

    解答 参加者も評価する側も、誰がどちらの群か知らない研究

    忘れられがちなのは「二つめ」の盲検のほうです。結果を評価する側が誰に処置をしたか知っていれば、採点そのものが傾きます。この設計は参加者と同じくらい「測定」を守っているのです。

  9. プライミングとは何を指しますか。

    解答 先に触れた刺激が、あとの反応に影響すること

    語や知覚にかかわるプライミングは堅固で、よく再現されます。いっぽう、さりげない手がかりが複雑な社会的行動を変えるという主張は、この分野が大きく揺れたまさにその場所で、有名な実験のいくつかはやり直すと出てきませんでした。

  10. 分散効果とは何ですか。

    解答 同じ量でも、間隔をあけて学んだほうが詰め込みより長く残る

    同じ時間をかけて、残るものが多い。ほとんど無料の改善で、年齢も教材も選びません。詰め込みは直前に見たばかりなので「その場では」うまくいく感じがします。これほど広く知られていながらほとんど使われない理由です。

ほとんどの人が取り違えていること

  1. 人は脳の10パーセントしか使っていないのですか。

    解答 違う — 根拠がなく、画像研究は脳全体の活動を示している

    この主張の出どころは、ついに確かめられたことがありません。画像研究は一日でみれば脳の全域が活動することを示し、どの部位が傷んでも何かは失われます。体重の五十分の一の器官が、体のエネルギーの五分の一をただで使うはずもありません。

  2. 人の性格は左脳型・右脳型に分かれるのですか。

    解答 分かれない — 片側に寄った機能はあるが、半球で性格を分ける主張は支持されていない

    片側に寄った機能は実際にあります。言語はふつう左に傾きます。その土台になった分離脳の研究はノーベル賞を受けました。支持されていないのは、そこから「論理的な人と創造的な人」へ飛ぶところ、つまり占いのように売られている部分です。

  3. 学習者の好むスタイルに合わせて教えると成績は上がりますか。

    解答 この考えを検証した研究は、期待された利点をおおむね見つけていない

    教員の多くを含め、ほとんどの人が信じています。ところが総説によれば、この考えを「実際に試せる」設計を使った研究はごくわずかで、その設計を使った研究はおおむね、好みに合わせて教えた側の利点を見つけていません。

  4. 記憶は再生できる録画のようなものですか。

    解答 違う — 思い出すことは再構成であり、その再構成は変わりうる

    思い出すたびに出来事は組み立て直され、そのあいだに聞いた話がそこへ混ざり込みます。実験ではなかった細部を植え込むことができ、人はのちにそれを自信をもって語りました。目撃者の「確信」が正確さの目安にならない理由です。

  5. 怒りを吐き出すと怒りは確実に収まりますか。

    解答 研究はおおむね、怒りをなぞり返すことが怒りを保つか強めると見ている

    吐き出せば収まるという考えはもっともらしいのに、証拠は逆を指します。腹の立った出来事を思い浮かべながら何かを叩かせた研究では、参加者はそのあと「より少なく」ではなく「より強く」攻撃的にふるまいました。

  6. うそ発見器はうそを確実に見分けられますか。

    解答 いいえ — 記録しているのは覚醒であり、覚醒はうそ以外の理由でも起きる

    測っているのは呼吸・脈拍・発汗で、疑われている場面では潔白な人も出すストレス反応です。米国学術アカデミーの大規模な検討は、保安審査でうたわれる精度は裏づけられないと結論しました。

  7. 砂糖は子どもを多動にしますか。

    解答 統制された研究は、保護者が報告するその効果をおおむね見つけていない

    統制された試験では出てこず、ある研究がこの思い込みの出どころを見事に示しています。子どもに砂糖を与えたと「聞かされた」保護者は、その子をより落ち着きがないと評価しました。実際には砂糖は与えられていませんでした。

  8. 「正反対の人に惹かれる」はよく支持された知見ですか。

    解答 違う — 態度や価値観が似ているほうが、よく支持されている

    繰り返し現れるのは態度や価値観の「似ていること」で、満足度を予測する力もそちらのほうが大きいのです。補い合う違いが特定の役割でうまくいくことはありますが、一般則としてはこの言い回しは向きを取り違えています。

  9. 精神疾患のある人の多くは他人にとって危険ですか。

    解答 いいえ — 大多数はそうではなく、むしろ暴力の被害者になることのほうが多い

    大多数は暴力的ではなく、実在する関連も、物質使用のような要因に比べれば小さいものです。むしろ重い精神疾患のある人は、一般の人よりも暴力の「被害者」になる確率がはっきり高くなっています。

  10. 満月の夜には異常な行動や救急搬送が増えますか。

    解答 記録を集めて調べた研究は、その効果を見つけていない

    救急搬送・犯罪記録・精神科の緊急対応を月の満ち欠けと突き合わせた研究は何度もあり、総説は関係を見つけていません。この思い込みが生き延びるのは単純な理由です。変わった夜は記憶に残り、静かな夜は残らないからです。

検査をどう測るか

  1. 心理検査でいう信頼性とは何ですか。

    解答 条件が変わらなければ、結果が一貫して出るということ

    信頼性は「一貫しているか」の話で、正しさとは関係がありません。いつも三キロ重く出る体重計は完璧に信頼性が高いのです。検査が信頼性だけを誇るのがなぜ弱いのか、ここに表れています。

  2. 妥当性とは何ですか。

    解答 測ると称しているものを実際に測っているということ

    妥当性のほうが難しい性質です。計算で出るのではなく「論じる」必要があるからです。その点数は、測ると言っているものらしく「ふるまう」か。よい検査が一貫性だけでなく「何を予測するか」を併記するのはそのためです。

  3. 信頼性は高いのに妥当性が低い検査はありえますか。

    解答 ありえる — 見当違いのものを、とても一貫して測ることができる

    いまの体重計です。ぶれずに間違っています。逆(妥当なのに信頼性が低い)は成り立たないので、信頼性は証拠ではなく「床」として扱われます。自分の値を繰り返せない検査は、そもそも何も測っていません。

  4. 規準集団とは何ですか。

    解答 自分の点数を比べる相手となる標本

    素点それ自体には意味がなく、それを解釈できるものにするのは「ほかに誰が受けたか」です。規準も古びるので、検査は作ったときの標本のまま放置せず、周期的に標準化をやり直します。

  5. 標本の構成が大事なのはなぜですか。

    解答 偏った標本で出た結果は、そうでない人たちに当てはまらないことがあるから

    狭い集団で出た結果は、誰かがよそで確かめるまでは「その集団についての」結果です。このクイズの後半に出てくる「心理学の参加者はどこから来たのか」という批判は、この原則の現実版にあたります。

  6. バーナム効果とは何ですか。

    解答 ほとんど誰にでも当てはまる曖昧な記述を、自分のことだと受け取ること

    実験では、あるクラスに性格の所見を配り、どれくらい当たっているか採点させました。評価は高く、そして全員が「同じ文章」を受け取っていました。星占いが働く仕組みであり、よいことしか言わない診断を疑うべき理由でもあります。

  7. 「統計的に有意」は何を教えてくれますか。

    解答 効果がないと仮定すると出にくい結果だということ。大きいとも重要だとも言っていない

    ごく狭い問いにひとつだけ答えます。「効果がないとしたら、このデータはどれくらい意外か」。大きさや重要さについては何も語りません。標本が十分に大きければ、取るに足らない差でもその境目を越えます。

  8. 効果量とは何ですか。

    解答 差や関係が実際にどれくらい大きいか

    「で、どれくらい?」に答える数です。差の大きさを、頭に浮かぶ単位で語ります。有意性と「並べて」報告するのがいまの標準で、有意性だけでは気にする値打ちのない差ももっともらしく見えてしまうからです。

  9. 研究者が事前登録をするのはなぜですか。

    解答 データを見る前に仮説と分析方法を示しておくため

    予測を「先に」書いておくことが、検証を検証にします。データを見たあとには筋の通った分析のしかたがいくつも生まれ、そこから選んだ瞬間、検証は静かに「当て推量」に変わります。

  10. 自己報告のデータは何に強く、何に弱いですか。

    解答 内面の経験に届く点で強く、記憶や自己像が答えをゆがめる場面で弱い

    「どう感じるか」が主題なら、尋ねること以外に方法はありません。弱いのは、人が思い違いをすること、そして答えが「見られたい姿」のほうへ曲がることです。匿名で尋ねると結果が変わるのはそのためです。

もう一度やってみたら

  1. 再現性の危機とは何ですか。

    解答 公表された結果の多くが、やり直すと出てこなかったという事実

    大規模な共同研究が公表済みの論文百編をやり直し、はっきりした結果が出たのは三分の一ほど、効果の大きさはもとの半分ほどでした。「危機」という語が多くを担っていますが、より役に立つ読み方は「この分野が確かめはじめた」です。

  2. 出版バイアスとは何ですか。

    解答 効果を見つけた研究のほうが、見つけなかった研究より載りやすいこと

    効果を見つけた研究だけが載り、見つけなかった研究が載らなければ、積み上がった文献は選り分けられた標本で、それをまとめたすべての文章が傾きます。この歪みに不正は要りません。「書く値打ちがあるか」というありふれた判断が何千と積もるだけです。

  3. p ハッキングとは何を指しますか。

    解答 有意水準を越えるまで分析を取り替えてみること

    たいていは欺こうと「決めた」のではなく、もっともらしく見える小さな選択の連なりです。この参加者は外して、あの変数は入れて、別の尺度で測って。ある論文は、そうした選択だけで「歌を聴くと年齢が若くなる」を示し、その危うさを証明しました。

  4. 標本が小さいと、精度が落ちるほかにどんな問題がありますか。

    解答 小さな標本で有意になった効果は、実際より大きく見積もられやすい

    小さな研究は、偶然が推定値を「上へ」押し上げたときだけ効果を捉えます。だから小さな標本から世に出た効果は、体系的に大きく見積もられています。参加者が少ないのに驚くような結果なら、信頼を増やすのではなく減らすべき理由です。

  5. メタ分析とは何ですか。

    解答 同じ問いを扱った多くの研究の数値を統計的に合わせ、一つの推定値にすること

    結論ではなく «数値» を合わせます。同じ効果を扱った何十編もを標本の大きさと精度で重みづけし、一つの推定値と不確かさの幅にまとめます。だからメタ分析は、有名なある一つの研究が言ったよりも効果が小さいことを示せます。弱点は受け継ぎます — 合わせた研究が出版バイアスで選り分けられたものなら、合わせた数も選り分けられた数です。

  6. 直接再現とは何ですか。

    解答 元の手続きをできるだけそのままなぞってやり直すこと

    もとの手続きをできるだけそのままなぞる厳しいほうが、発見を「試す」再現です。同じ考えを別のやり方で確かめるのも値打ちがありますが、論争は終わらせられません。出なければいつでも「変えた部分のせい」と言えてしまうからです。

  7. HARKing とは何を指しますか。

    解答 結果を見てから立てた仮説を、はじめから予測していたかのように示すこと

    名前は頭字語です — Hypothesizing After the Results are Known、「結果を知ってから仮説を立てる」。分析をいじる p ハッキングとは違います。HARKing は物語を書き直すことなので、探索の途中で出た発見が «確かめられた予測» の衣をまとい、本当の不確かさが論文から消えます。事前登録がある理由の半分はこれです — データが届く前に仮説が記録に残るので、あとから変えられません。

  8. 標本についての「WEIRD」という批判は何を指しますか。

    解答 西洋・高学歴・産業化・裕福・民主的な参加者に頼りすぎてきたこと

    2010年の論文が作った頭字語で、発表された標本の大半が人類の狭く特異な一片から来ていたという指摘です。その発見が「間違い」だという主張ではなく、それを「人間の本性」と呼ぶ資格は得られていなかった、という主張です。

  9. 再現に失敗したら、元の効果は存在しないと決まりますか。

    解答 決まらない — 証拠が弱まるのであり、失敗が重なれば天秤はさらに傾く

    一度の失敗は証拠のひとかけらで、つまらない理由でも失敗しえます。天秤を動かすのは「積み重なり」です。慎重な試みがいくつも何も見つけなかったのは、一度が見つけなかったのとはまったく別の状況です。

  10. この危機は実際に何を変えましたか。

    解答 事前登録・より大きな標本・データ公開・再現研究の掲載がずっと一般的になった

    標本は大きくなり、データや教材を公開することがずっと増え、結果が出る前に「設計」だけで掲載を受け入れる学術誌も現れました。危機という呼び名が何を思わせるにせよ、目に見える帰結は手続きが厳しくなったことです。

心理学 クイズについて

10問ずつ5ラウンド。そして最後のラウンドが、このクイズを作った理由です。有名な実験、実際に使う概念、消えない俗説、検査の測り方 — そして、有名な結果をやり直すなかから出てきた考え方です。再現、出版バイアス、p ハッキング、再現に失敗したとき何が言えて何が言えないのか。

最後の部分はこの分野で最も大事な20年なのに、一般向けのクイズにはほとんど出てきません。公表された結果のかなりの割合が、やり直すと弱くなるか出てこなくなり、それへの対応 — 事前登録、より大きな標本、再現研究の掲載 — が研究のやり方そのものを変えました。それを知っていることが、研究を引用することと読むことの差です。

俗説のラウンドがもう半分です。脳の10パーセント、左脳型・右脳型の性格、学習スタイル、怒りの発散。どれも絶えず繰り返されていて裏づけは薄く、いくつかは本物の研究を読み違えたところから始まっています。

これは知識のクイズであって検査ではありません。あなたについて何も測りませんし、ご自身の心の健康についての助言でもありません — それはウェブページではなく専門家にお尋ねください。

進め方

  1. 順番に進めてください。ラウンドは誰もが聞いたことのあるものから、この分野が自分自身を点検する方法へ進み、後ろが前に寄りかかります。
  2. 選択肢は4つとも読んでください。実在する知見だけれども、聞かれていることではない選択肢がいくつも混ざっています。
  3. よく読んでいる方でも、俗説のラウンドで点を落とすと思っておいてください。あれらの主張はたいてい善意で繰り返され、だからこそ生き延びます。
  4. どのラウンドで落としたかを見てください。前半二つは内容、後半二つは方法です。後半はこの分野の外のどんな主張にもそのまま持ち運べます。
  5. 概念に興味を持たれた方へ。当サイトの心理テストはそのいくつかを使っています — ただしそれらは自己報告の質問紙で、その限界は第4ラウンドが説明します。

よくある質問

無料ですか。登録は必要ですか。

無料で、登録もありません。答えはブラウザの中にとどまり、採点もそこで行われ、タブを閉じると消えます。保存しませんので、あとで比べたい場合は点数を控えておいてください。

これは性格検査ですか。私を評価するものですか。

どちらでもありません。ある分野の知識を測るだけで、性格・知能・心の健康については何も述べません。自己報告の質問紙をお望みならサイトの別のところにいくつかあり、ここの第4ラウンドは、そうした検査が何を言えて何を言えないのかの良い入門になります。

心理学を学んだことがないと解けませんか。

いいえ。前半三つのラウンドは広く出回っている実験と主張で、必要な定義は選択肢の中にあります。測定と再現のラウンドも専門教育を前提としません — 考え方の話であり、この分野の外でも使い続けられる部分です。

うまくいかなかった研究の話がどうしてこんなに多いのですか。

それがこの分野の正直な現在で、一般向けの説明ではめったに扱われないからです。他のチームがやり直すとかなりの割合が弱くなるか消え、続いた改革が研究のやり方を変えました。有名な実験を並べるだけのクイズは、専門家がもう信じていない版を教えることになります。

ここの答えは将来変わりますか。

いくつかは変わりうるでしょうし、それが最後のラウンドの要点です。広く支持されている知見と定義にとどめ、目を引く単一の研究に寄りかかったものは外しました — 動くのはそういうものだからです。広まった主張を証拠が支えていない場合は、決着したふりをせずに設問がそう述べます。

何点なら良いほうですか。

35点から上が強いほうです。ただ数字より形が大事です — 前半二つで大きく落としたなら用語が空いているということ、後半二つに集まっているなら知見は知っていて、それをどう検証するかをまだ見ていないということです。埋める値打ちがあるのは後者です。