文学 クイズ — 作品と作家で解く全50問
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日本の近代文学
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『吾輩は猫である』『こころ』を書いたのは誰ですか。
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全問題・解答・解説
日本の近代文学
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『吾輩は猫である』『こころ』を書いたのは誰ですか。
解答 夏目漱石
『吾輩は猫である』はもともと一回きりの読み物のつもりで雑誌に出したものが、評判がよくて続いてしまった作品です。作者はそのとき三十代の終わりで、英語の先生をしていました。小説を書きはじめたのは遅かったのです。
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『羅生門』『鼻』を書いたのは誰ですか。
解答 芥川龍之介
『羅生門』も『鼻』も、材料は『今昔物語集』にあります。古い説話の骨組みを借りて、そこに「なぜその人はそうしたのか」を書き足したのがこの作家の仕事で、借りた話が別のものになっています。
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『舞姫』を書いたのは誰ですか。
解答 森鷗外
作者は陸軍の軍医としては最高位まで進んだ人で、小説はいわば片方の顔でした。『舞姫』はドイツ留学の経験に近いところがあり、その距離の近さが発表当時からずっと議論されています。
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『雪国』でノーベル文学賞を受けた作家は誰ですか。
解答 川端康成
1968年、日本で最初のノーベル文学賞です。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」で始まりますが、この受賞には英語に移した翻訳者の働きが大きかったというのが定説で、翻訳が作品の運を変えた例としてよく挙がります。
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『人間失格』『走れメロス』を書いたのは誰ですか。
解答 太宰治
同じ人が『人間失格』と『走れメロス』を書いた、という落差がこの作家の入口です。友情を信じきる話と、自分を失格だと書く話が、数年しか離れていません。
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『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』を書いたのは誰ですか。
解答 宮沢賢治
生前に出た本は詩集と童話集の二冊だけで、どちらもほとんど売れませんでした。本業は農学校の教師で、いま広く読まれている作品の多くは死後に原稿から見つかったものです。
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『細雪』『春琴抄』を書いたのは誰ですか。
解答 谷崎潤一郎
『細雪』は戦時中、時局に合わないという理由で連載を止められました。四姉妹の暮らしを丁寧に書くこと自体が、当時は都合の悪いことだったわけです。
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『金閣寺』を書いたのは誰ですか。
解答 三島由紀夫
1950年に実際に起きた放火事件を下敷きにしています。事件そのものより、犯人が美しさをどう憎んだのかという一点に絞ったところが、この小説を事件記録から遠ざけています。
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『砂の女』を書いたのは誰ですか。
解答 安部公房
砂に埋もれていく家に閉じ込められる話で、二十以上の言語に訳されました。日本の小説としては珍しく、舞台がどこの国かをほとんど問わない造りになっています。
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『たけくらべ』を書いたのは誰ですか。
解答 樋口一葉
二十四歳で亡くなり、作家として書いていた期間はおよそ十四か月です。代表作はその短いあいだに集中しており、いま五千円札の顔になっています。
古典
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『源氏物語』を書いたのは誰ですか。
解答 紫式部
作者の本名はわかっていません。「紫式部」も本名ではなく、宮中での呼び名です。世界最古の長編小説と呼ばれることの多い作品なのに、書いた人の名前が残っていないのです。
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『枕草子』を書いたのは誰ですか。
解答 清少納言
同じ時代に宮中にいた二人が、片方は物語を、片方は随筆を書きました。「春はあけぼの」で始まるこの本は、感じたことを短く並べていく形で、日記でも物語でもない書き方をつくっています。
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現存する日本最古の歌集はどれですか。
解答 万葉集
四千五百首を超え、天皇から防人や農民までの歌が同じ本に並んでいます。まだ仮名がないので漢字を音として当てて書かれており(万葉仮名)、元号「令和」もこの本の一節から採られました。
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『奥の細道』を書いたのは誰ですか。
解答 松尾芭蕉
およそ二千四百キロを百五十日かけて歩いた旅の記録です。同行した弟子の日記と食い違うところがいくつもあり、そこが要点です — これは記録ではなく、旅を材料にして作られた文学作品です。
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和歌(短歌)の音数はどれですか。
解答 五・七・五・七・七
五七五七七の三十一音です。この形が千三百年以上ほとんど変わらずに使われてきたことのほうが珍しく、俳句はここから上の句だけが独立してできた、ずっと新しい形です。
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『徒然草』を書いたのは誰ですか。
解答 兼好法師
「つれづれなるままに」で始まる随筆で、書いたのは出家した人です。世を捨てた立場から書いているのに、話題は人づきあいや流行や失敗談ばかりで、その距離の取り方が読み継がれてきた理由でしょう。
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『平家物語』が語る主な争いはどれですか。
解答 源氏と平家の争い
書物として読まれる前に、琵琶法師が語り歩いて広まりました。だから文が耳で聞いて分かるようにできていて、冒頭の鐘の音の一節が有名なのも、そこが語りはじめの調子だからです。
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『竹取物語』の主人公はどれですか。
解答 かぐや姫
現存する日本最古の物語とされます。竹から生まれて月に帰る話ですが、途中の大半は五人の求婚者が無理難題に失敗していく喜劇で、その落差が千年前の作品とは思えないところです。
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『方丈記』を書いたのは誰ですか。
解答 鴨長明
「ゆく河の流れは絶えずして」で始まり、地震や火事や飢饉を見た記録が続きます。方丈とは三メートル四方ほどの小屋のことで、題はそのまま作者が最後に住んだ家の大きさです。
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『土佐日記』を書いたのは誰ですか。
解答 紀貫之
作者は男性ですが、女性のふりをして仮名で書きました。当時、日記は男が漢文で書くものだったからです。仮名で書くために語り手の性別を変えたわけで、書き出しの一文がそれを堂々と宣言しています。
世界文学
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『罪と罰』を書いたのは誰ですか。
解答 ドストエフスキー
題の「罰」は法廷が下すものではありません。主人公は捕まる前から病みはじめ、小説の大部分は「捕まるまで」ではなく「耐えるまで」です。推理小説の順序をひっくり返した造りになっています。
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『百年の孤独』を書いたのは誰ですか。
解答 ガルシア・マルケス
作者は書き上げた原稿を送る金がなく、半分だけ送って、残りは金ができてから送りました。しかも順番を取り違え、出版社には後半が先に届いています。
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『ドン・キホーテ』を書いたのは誰ですか。
解答 セルバンテス
別の人物が偽の続編を出したので、作者は自分の第二部を「登場人物たちが第一部を読んでいる世界」として書き返しました。ドン・キホーテが自分の物語を読んだ人たちに出会う場面は、そこから生まれています。
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『変身』で主人公が朝に気づくのは何ですか。
解答 虫に変わっている自分
原文の語は種類を特定しません。「巨大な害虫」に近い言い方で、作者は表紙にその虫を描かないよう出版社に念を押しました。何になったのかを教えないことが、この小説が与えない救いです。
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『老人と海』を書いたのは誰ですか。
解答 ヘミングウェイ
作者が生前に発表した最後の長編で、もう終わったと書かれていた評価をひっくり返しました。二年後のノーベル賞の授賞理由には、この作品が示した語りの力がそのまま書かれています。
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『一九八四年』を書いたのは誰ですか。
解答 ジョージ・オーウェル
巻末の「ニュースピークの原理」という付録は、過去形の、しかもふつうの英語で書かれています。その時制ひとつが「あの体制はいつか終わった」と静かに告げていて、この本でいちばん希望のあるページが付録なのです。
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『高慢と偏見』を書いたのは誰ですか。
解答 ジェイン・オースティン
1813年に「ある淑女による」とだけ記して出ました。この作者の名前は、生きているあいだ自分の本のどこにも印刷されたことがありません。
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『レ・ミゼラブル』を書いたのは誰ですか。
解答 ヴィクトル・ユゴー
作者は亡命中に大部分を書きました。話が急に止まってワーテルローの戦いを百ページ近く説明し、のちにはパリの下水道を弁護します。その寄り道が奇妙に思えるなら、それは欠点ではなく設計です。
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『失われた時を求めて』を書いたのは誰ですか。
解答 マルセル・プルースト
全七巻で、第一巻は出版社に断られました。断った側の一人がのちに手紙で詫び、生涯最大の失敗だったと書いています。作者は自費で印刷にこぎつけました。
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『オデュッセイア』は誰の作とされていますか。
解答 ホメロス
安全な答えは「誰にも分からない」です。決まった言い回しが繰り返される仕組みを調べたところ、この詩が何世代にもわたって口で作られ運ばれたことが分かりました。だとすればその名前は、一人ではなく伝統の名かもしれません。
詩と戯曲
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俳句の伝統的な形はどれですか。
解答 五・七・五の三つの句
数えているのは音節ではなく音の長さの単位(モーラ)です。この違いは翻訳で生き残りにくく、文字数で五・七・五を合わせた他言語の俳句はしばしば間延びします。伝統的には季語と切れも求められます。
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ソネットは何行ですか。
解答 十四行
十四行ですが、中の組み立てが分かれます。イタリア式は八行と六行に割れて真ん中で向きを変え、英国式は四行三つに二行を足して最後で変えます。英国のソネットがやけにきれいに決まって終わるのはそのためです。
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『月に吠える』で知られる詩人は誰ですか。
解答 萩原朔太郎
1917年の詩集で、それまでの文語をやめて話し言葉のまま詩にした点が画期でした。いまの日本語の詩がふつうに口語で書かれているのは、この時期に確かめられたことの上に乗っています。
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『ゴドーを待ちながら』を書いたのは誰ですか。
解答 サミュエル・ベケット
作者はフランス語で先に書き、自分の手で英語に移しました。珍しいことなので押さえておく値打ちがあります — 英語版に感じるあの素っ気なさは、二度選ばれた素っ気なさです。
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ギリシャ悲劇のコロスとは何ですか。
解答 群れをなして筋を論評する人々
はじめはコロスが上演のすべてでした。演劇は合唱から育ち、群れから一人が歩み出て応じたのが最初の俳優です。人物が増えるにつれてその群れが縮んだのであって、添え物として生まれたのではありません。
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歌集『みだれ髪』の作者は誰ですか。
解答 与謝野晶子
1901年の歌集で、髪や肌をそのまま歌ったことが当時は衝撃でした。同じ作者が日露戦争のさなかに出征した弟へ「死にたまふことなかれ」と書き、激しく非難されています。
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シェイクスピアの作品でないものはどれですか。
解答 ファウスト
『ファウスト』はゲーテが六十年近く抱えつづけた作品で、第二部を仕上げたのは亡くなる前の年です。シェイクスピアとは国も時代も二百年以上離れています。
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近松門左衛門が台本を書いたのは主にどの舞台ですか。
解答 人形浄瑠璃と歌舞伎
人形浄瑠璃と歌舞伎の両方に書きました。実際の事件を下敷きにした心中物が当たりすぎて、幕府が心中を扱う上演そのものを禁じたほどです。舞台が世の中に効きすぎた例といえます。
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『人形の家』を書いたのは誰ですか。
解答 イプセン
ドイツのある一座が結末をそのまま上演するのを拒んだため、作者は、もっとひどい改作を防ぐために自分の手で穏やかな別の結末を書き、それを野蛮な暴挙と呼びました。舞台にかかるのは元の結末のほうです。
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押韻はしないが一定の韻律を守る詩を何といいますか。
解答 無韻詩
韻は踏まずに拍だけを守る詩です。英語では弱強五歩の無韻詩が戯曲の基本の調子になりました。規則を守りながらも「人が話しているように」聞こえる場所が、ちょうどそこだからです。
批評の言葉
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「信頼できない語り手」とは何ですか。
解答 読者がその話を疑う理由がある語り手
読者には語り手の言葉の向こうを見る手がかりが渡されます。つじつまの合わない自慢や、本人が意味を分からないまま伝えた細部などです。呼び名がついたのは1961年ですが、手口自体はずっと古いものです。
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教養小説(ビルドゥングスロマン)とは何ですか。
解答 一人の人物が若さから成熟へ向かう過程を追う小説
ドイツ語で「形成の小説」という意味で、たいていは主人公が社会のなかに「居場所を得る」ところで終わります。抜け出すのではなく入っていくことで終わる点が、若者が出てくるほかの小説とこの型を分けます。
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隠喩は直喩とどう違いますか。
解答 「ように」を使わず、それだと言い切る
直喩は比べていると「断っており」、隠喩は断りません。この差が大事なのは、隠喩が読者に一瞬それだと「認める」ことを求めるからです。使い古された隠喩が、気づかれなくなってもなお考え方を動かしつづける理由でもあります。
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書簡体小説とは何ですか。
解答 手紙や文書で話を運ぶ小説
手紙・日記・切り抜き・記録で進む小説です。この形は話に「証拠」の手ざわりを与え、なにより、登場人物どうしがまだ突き合わせていない書類を読者にだけ渡すことができます。
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劇的アイロニーとは何ですか。
解答 登場人物が知らないことを読者や観客は知っている状態
人物が知らないことを見ている側が知っているので、なんでもない台詞が耐えがたくなります。ギリシャ悲劇はこれに全面的に頼りました。劇場に来た人はその神話をすでに知っていて、一人がそこへ歩いていくのを見ていたのです。
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「意識の流れ」が写し取ろうとするものは何ですか。
解答 人物の思考が途切れずに流れる様子
考えが実際に訪れるかたち — 途切れ、つながり、文法が崩れたままの姿です。この言い方は心理学者から借りたもので、狙いは、文章を「注意」が動くとおりに振る舞わせることにあります。
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「対照人物(フォイル)」とは何ですか。
解答 主人公と対比されてその性格を際立たせる人物
英語のfoilは宝石の裏に敷く薄い金属箔のことです。石をより輝いて見せるための下地です。ですから対照人物は敵役ではなく、実際には友人であることのほうが多いのです。
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寓意(アレゴリー)とは何ですか。
解答 表の話が終始べつのものを指している話
要素のひとつひとつが最初から最後まで別のものを指すので、表の話を二度読むことになります。象徴が「ところどころ」入っている作品と分かれるのは、その「最初から最後まで」の部分です。
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「筋」と「物語」はどう違いますか。
解答 筋は出来事の並べ方と見せ方で、物語は出来事そのもの
「王が死に、そして王妃が死んだ」と「王が死に、そして王妃が悲しみのあまり死んだ」を並べてみれば分かります。出来事が同じでも、並べ方が変われば、読者が「何をいつ」知るかが変わります。
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中編小説(ノヴェラ)とは何ですか。
解答 短編より長く長編より短い作品
広げるには十分に長く、ひと息に読むには短い長さです。よく引かれる文字数は規則ではなく出版の慣習で、長編と呼ばれる作品のなかには中編と呼ばれる作品より短いものがいくつもあります。
文学 クイズについて
本についての50問を、10問ずつ5ラウンドに分けました。日本の近代文学、古典、世界文学、詩と戯曲の形式、そして批評が繰り返し手に取るいくつかの語。
作品の文章は引用していません。「この一節はどの作品か」は文学クイズを作るいちばん手軽な方法で、それは他人の文章をそのまま写すことです。ですから事実だけを問いました — 作家、題名、人物、形式、時代。問題は難しくなり、そのぶん清潔になります。
ラウンドが進むほど、記憶よりも考えを問います。最初の二つは読んできた人に有利で、最後は読みながらその仕組みを考えた人に有利です。片方が高くもう片方が低いのはよくあることで、それ自体が何かを教えてくれます。
これは日本語版です。他の言語版はこれの翻訳ではありません — 言語ごとに文学の伝統が違い、それを無視した文学クイズはどの言語でも良くないクイズになるからです。
進め方
- 順番どおりに解いてください。各ラウンドはほとんど誰もが知る名前から始まり、読んだ人と読み返した人を分けるほうへ進みます。
- 選択肢は四つとも読んでください。同じ国・同じ時代の作家を並べた問題が多く、誤答は埋め草ではなくもっともらしくできています。
- 批評用語になじみがなくても最後のラウンドを飛ばさないでください。あの問題は選択肢の中の説明だけで解けるように作ってあり、それがそのラウンドを入れた理由です。
- どのラウンドで多く落としたかを見てください。名前は読んで積もり、用語は学んで積もるもので、二つの穴は埋め方がまったく違います。
- やり直すなら一週間後に。すぐだと本ではなく問題を覚えているかを測ることになります。
よくある質問
無料ですか。登録は要りますか。
文学クイズは無料で、登録も要りません。答えはブラウザの中に留まり、採点もそこで終わり、タブを閉じれば消えます。履歴も残らないので、あとで比べたいなら点数を控えておいてください。
その本を読んでいないと解けませんか。
全部読んでいる必要はありません。多くは誰が何を書き誰がどこに出てくるかを問うもので、それは本を読んでも、本についての文章を読んでも積もります。最後のラウンドは一冊も読んでいなくても解けます — 用語の意味が選択肢の中に説明してあります。
一節を当てる問題がないのはなぜですか。
一節を当てる形式は他人の文章をそのまま写すことになり、著作権が生きている作品なら私たちが写してよいものではありません。作家・人物・形式を問えば同じ知識を本文を借りずに問えますし、問題もそのほうが鋭くなります。
他の言語版はこれの翻訳ですか。
違いますし、意図してそうしています。言語ごとに文学の伝統も正典も違うので、版ごとに別に書きました。翻訳して出すと、スペイン語の読者に日本近代文学を尋ねてそれを文学クイズと呼ぶことになりますが、それは文学クイズではありません。
語彙テストや文法クイズとは何が違いますか。
あちらは言語そのものを測ります — 語の意味と文の組み立てです。こちらはその言語で何が書かれてきたかを測ります。文法が怪しくてもここでは良い点が取れますし、小説を一冊も読まずに文法クイズを満点にすることもできます。
何点なら良いほうですか。
35点を超えれば強いほうで、45点以上ならほぼ満点です。ただ合計より形のほうが多くを語ります — 最初の二つで大きく落としたならこのクイズが前提とするより読んでいないということですし、最後のラウンドに固まっているならたくさん読んでいて、それを呼ぶ言葉を習わなかっただけということです。