ギリシャ神話 クイズ 50問|図版なしで解く
5ラウンド · 50問
オリュンポスの神々
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ゼウスは誰を倒して権力を得たとされますか。
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- オリュンポスの神々
- 英雄と課された仕事
- 怪物と場所
- その話は何の話か
- どう伝わり、何が変わったか
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全問題・解答・解説
オリュンポスの神々
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ゼウスは誰を倒して権力を得たとされますか。
解答 父クロノス
クロノス自身も父を倒しており、同じことが繰り返されるのを恐れて子どもたちを飲み込みました。母が代わりに石を差し出したのでゼウスは生き延びます。「息子が父を押しのける」というこの繰り返しが、創世の物語全体を回す仕掛けです。
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ゼウス・ポセイドン・ハデスは世界をどう分けたと語られますか。
解答 くじ引きで、天・海・冥界を分けた
くじ引きだったという点は見逃せません。三兄弟は争って分けたのではないのです。大地とオリンポスは共有として残されたので、ゼウスはどこでも権威を持ちながら、その土地を所有してはいません。
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アテナは主に何の女神ですか。
解答 知恵と戦略としての戦い、そして手仕事
知恵と「戦略としての」戦い、そして技芸です。ゼウスの頭から武装した姿で生まれたと語られ、アテネの守護神でもあります。都市と女神が名前を共有していて、どちらが先かは神話が説明します。
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ヘパイストスは何で知られていますか。
解答 鍛冶と炉。神々の武具や道具を作ります
金属の細工と鍛冶です。オリンポスで「体が不自由だ」と語られる唯一の神でもあり、実際に物を「作る」神でもあります。神々の武器も宮殿も彼の仕事です。
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穀物と実りに結びつけられる女神は誰ですか。
解答 デメテル
デメテルです。ペルセポネを失った悲しみが大地の実りを止めたと伝えます。エレウシスの秘儀はギリシャ世界でもっとも重要な儀礼でしたが、入信者は口外を禁じられたため、いまも何が行われたか分かっていません。
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ヘルメスの役割は何でしたか。
解答 神々の伝令。そして死者を冥界へ導く役
神々の伝令であり、死者を冥界へ導く案内役です。旅人・商人・盗人の守護神でもあり、その組み合わせは「四つとも物を別の場所へ動かす」と気づけば腑に落ちます。
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アレスとアテナはどちらも戦に関わります。違いはどこですか。
解答 アレスは戦場の暴力そのもの、アテナは戦略と規律の側面です
アレスは戦いの「暴力」、アテナは「戦略」です。ギリシャ人はアレスをあまり好まず物語の中でそう言っていますが、ローマ人は同じ位置のマルスを「威厳ある建国の神」に引き上げました。
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ディオニュソスが司るのは何と何ですか。
解答 葡萄酒と演劇
ぶどう酒と「演劇」です。奇妙に聞こえますが、ギリシャ演劇が彼を讃える祭から育ったと知れば納得できます。悲劇も喜劇も、芸術である前に「宗教行事」でした。
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ヘスティアがオリュンポスの神々の中で珍しいのはどこですか。
解答 自分の物語がほとんどなく、かまどのそばに留まっています
自分の物語をほとんど持たず、かまどを守ります。ドラマだらけの神々のなかでその「なさ」こそが要点で、一覧によっては十二の座をディオニュソスに譲ります。
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ハデスの妻は誰で、どう来たと語られますか。
解答 ペルセポネ。冥界へ連れて行かれ、季節のめぐりと結びつけられます
ペルセポネで、冥界へ連れて行かれました。そこでザクロの種を食べたため毎年一定の期間戻らねばならず、その「いない間」がギリシャ人の説明する冬です。
英雄と課された仕事
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ヘラクレスが知られているのはどんな行いですか。
解答 贖いとして果たした十二の功業
十二の功業で、ヘラが送った狂気のなかで「自分の家族を殺した償い」として行ったものです。ふつうは冒険譚として語られますが、原典では「罰」です。
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テセウスが迷宮で対したのは何ですか。
解答 ミノタウロス。半分が人、半分が牛の怪物です
半人半牛のミノタウロスで、クレタの王妃から生まれました。ポセイドンを侮辱した「結果」として生じた存在で、これらの物語で怪物はたいてい事故ではなく結果です。
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テセウスはどうやって帰り道を見つけましたか。
解答 アリアドネから渡された糸
アリアドネが渡した糸です。彼女が助けたのに、テセウスはのちにナクソス島に彼女を置き去りにします。英雄譚版ではよく省かれる部分です。
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ペルセウスはメドゥーサをどう倒しましたか。
解答 直に目を合わせないよう、映った姿を見ながら
目を合わせないよう「磨いた盾に映った姿」を見ました。翼のあるサンダル、姿を消す兜、盾と、ほぼすべてが借り物の装備で、だからこの話は力よりも「準備」についての話になっています。
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イアソンたちが探しに出たのは何ですか。
解答 金羊毛
コルキスで守られていた「金の羊毛」です。要点は乗組員のほうです。アルゴー船の物語は名だたる英雄の多くを一度の航海に集めるので、ほかの物語をつなぐ結節点になります。
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オデュッセウスが第一に記憶されている資質は何ですか。
解答 知恵。力ではなく機転で切り抜けます
「知恵」です。力ではなく策で問題を解きますが、『オデュッセイア』は彼が一度だけ「誇り」を選んだ瞬間を罰します。目をつぶしたキュクロプスに本名を叫んだ場面です。
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アキレウスの弱点はどこでしたか。
解答 かかと。そこだけが無防備でした
かかとです。知っておくとよいのですが、そのかかとは「ホメロスには出てきません」。ずっと後代の資料から来たもので、アキレウスについていちばん有名な細部が、彼を有名にした詩には「ない」のです。
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オルフェウスが冥界へ下ったのはなぜですか。
解答 エウリュディケを連れ戻すため。帰り道で振り返るなと言われました
エウリュディケを連れ戻すためです。二人とも外へ出るまで振り返るなと言われ、「振り返りました」。失敗が完全に自分のものになるよう、しかも最後の瞬間に来るよう組み立てられた物語です。
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テーバイの外でスフィンクスは旅人に何をしましたか。
解答 謎をかけ、答えられない者を殺しました
謎をかけ、解けない者を殺しました。オイディプスが解いたからこの話が残ったのであり、「解いたこと」が彼をテーバイに入れて、そのあとのすべてが始まります。
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アタランテはどんな策で徒競走に敗れましたか。
解答 道に落とされた黄金の林檎。拾うために足を止めました
道に落とされた「黄金の林檎」です。彼女のほうが速かったので、勝つのではなく「気をそらす」しかありませんでした。この策はそのまま「英雄はその競走に勝てなかった」と認めていることになり、珍しい形です。
怪物と場所
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ギリシャ人の語るキマイラとは何ですか。
解答 獅子・山羊・蛇など複数の獣が一つになった怪物
ライオン・ヤギ・蛇など、複数の動物の部分が一つの体に混ざったものです。いまでは支離滅裂な混合物を指す言葉になり、生物学では「二個体の細胞が混ざった生き物」を指します。
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ケルベロスが守っているのは何ですか。
解答 冥界の入口。死者を外へ出さないためです
冥界の入口ですが、忘れられがちなほうが大事です。ケルベロスは生者を「入れない」のではなく死者を「出さない」のです。あの門は片方向のほうが開きやすいのです。
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セイレーンの危険は何でしたか。
解答 航路を外れさせ、岩へ向かわせる歌
船乗りを航路から引き離し岩へ導く「歌」です。もっとも古い図像でセイレーンは「鳥の体をした女」であって魚ではありません。人魚の姿はずっと後に別の水の精と混ざった結果です。
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スキュラとカリュブディスは、合わせてどんな状況を表しますか。
解答 一方の危険を避けるほど、もう一方に近づく通り道
一方を避ければもう一方へ入ってしまう「通り道」です。オデュッセウスは「わざと」スキュラ側へ寄せよと助言されます。六人を失うほうが船を失うよりましだからで、それがこの慣用句の要点です。
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ヒュドラの性質はどれですか。
解答 首を一つ切ると、そこから何本も生えてきます
首を切ると「さらに生えて」きました。ヘラクレスはイオラオスに切り口を焼かせて解決しますが、のちに「助けを借りた」という理由でその功業は無効とされます。
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ケンタウロスは何と何の組み合わせですか。
解答 人の上半身と馬の身体
人間の上半身に馬の体です。たいていは荒々しく描かれますが、多くの英雄を教えた「ケイロン」だけはあらゆる点で正反対の例外です。
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ふつうの語りでは、神々はどこに住んでいますか。
解答 オリュンポス山
オリンポス山で、まったくの想像上の場所ではなくギリシャ北部の「実在する山」です。ギリシャ神話にはこの結びつきが多く、物語が人の歩いていける地形に結びついています。
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デルフォイの神託は何のために伺うものでしたか。
解答 予言。しばしば二通りに読める言葉で告げられました
予言ですが、「二通りに読める」言葉で与えられました。有名なのは「攻めれば大きな帝国が滅びる」と告げられた王の話です。実際に滅び、それが「自分の帝国」でした。
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ステュクスの川は何を示しますか。
解答 冥界の境。渡し守カロンが渡します
冥界の境で、渡し守カロンが運びます。渡し賃を求めたので死者は「硬貨とともに」葬られ、だから葬られない遺体は生きている者にとっても現実の問題でした。
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ペガソスはどんな生き物ですか。
解答 翼のある馬
翼のある馬です。ペルセウスがメドゥーサを殺したとき、その血から生じたと伝えます。これらの物語では怪物と驚異が「同じ出来事」から生まれることがよくあります。
その話は何の話か
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イカロスの話は、ふつう何への戒めとして語られますか。
解答 心を奪われるものを追って、身を守るための指示を無視すること
「自分の安全のために与えられた指示を無視したこと」への戒めです。指示は「真ん中を飛べ」だったので、野心一般ではなく「告げられた限界を無視したこと」を咎める話です。
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ミダス王の話では何が起きますか。
解答 触れたものが金になる願いが、そのまま呪いになります
触れるものがすべて金になるという願いが叶い、たちまち災いになります。食べ物も飲み物も金になり、多くの版では娘までそうなるので、これは「富」ではなく「結果」についての話です。
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ナルキッソスは何という考えの由来ですか。
解答 自分の姿に見入り、ほかのすべてが目に入らなくなること
ほかのすべてを差し置いて「自分の姿に取り込まれること」です。ふつうに言う虚栄ではなく、自分だと気づけなかった像の前から「立ち去れなかった」ことに近いのです。
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プロメテウスは何をして罰せられますか。
解答 ゼウスの意に反して人間に火を与えたこと
ゼウスの意に背いて人間に「火」を与えたことです。罰は残酷に設計されていて、鷲が毎日肝臓をついばみ夜には生え直すので、刑期が「終わりません」。
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シシュポスに科された罰は何ですか。
解答 岩を坂の上まで押し上げては転がり落ちる、その繰り返し
岩を丘の上へ押し上げては転げ落ちるのを永遠に繰り返します。無益な反復労働の代表的な像で、毎回「やり遂げられはする」ことが、それを耐えがたくしています。
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ではタンタロスは。
解答 水に立ち、頭上に果実があるのに、手を伸ばすと両方が遠のきます
水の中に立ち、頭上に果実があるのに、手を伸ばすと「どちらも退きます」。彼の名から英語の tantalize が生まれ、いまも意味はまさにそれです。届きそうで届かない、ということです。
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カサンドラは何を与えられ、代わりに何がありましたか。
解答 必ず当たる予言。ただし誰にも信じてもらえません
「誰にも信じてもらえない、当たる予言」です。この一覧でもっとも残酷な贈り物で、トロイアの陥落について正しかったのに、正しさで何ひとつできません。
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これらの話でいうヒュブリスは、おおむねどんな形をしていますか。
解答 度を越した驕り、とりわけ神に対する驕りと、それに続く転落
とりわけ神に対する行き過ぎた驕りで、そのあとに転落が来ます。ギリシャの物語はこれをほとんど「機械のように」扱います。驕りが目に留まれば、続くのは不運ではなく「結果」です。
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トロイアの木馬はどんな理屈で働きましたか。
解答 中を検めずに受け取った贈り物が、攻め手を城内へ運びました
「改めずに受け取った贈り物」が危険を内に抱えているという原理です。この言い回しはコンピューターの世界にも残り、トロイの木馬は利用者が「自分で入れてしまう」プログラムを指します。
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ダイダロスの指示が示す「ほどよさ」とは何ですか。
解答 低く飛べば飛沫で翼が重くなり、高く飛べば日で弱る — その間を行くこと
低すぎれば波しぶきが翼を重くし、高すぎれば太陽が溶かす——指示には「両方の限界」が入っています。だからこれは用心を説く話ではなく「中庸」についての話なのです。
どう伝わり、何が変わったか
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パンドラの有名な容器は、現存する最古のギリシャ語のテキストでは何と書かれていますか。
解答 大きな貯蔵用の壺。「箱」になるのは後世のラテン語訳を経てからです
「大きな貯蔵用の壺」です。「箱」になったのは十六世紀のラテン語訳の誤りによるもので、いまでは間違ったほうが有名です。どれほど多くのものが「訳者を経て」私たちに届くかを示す例です。
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同じ神がゼウスとユピテルのように二つの名を持つのはなぜですか。
解答 ローマの神々がギリシャの神々と同一視されたため、多くの神にギリシャ名とローマ名があります
ローマの神々がギリシャの神々と「同一視」され、物語は融合しながら名前だけ別々に残りました。もともと同じ存在ではなかったので、ローマ版の振る舞いが違う箇所もあります。
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オデュッセウスはユリシーズとも呼ばれます。どこから来た呼び方ですか。
解答 名がラテン語を経由し、英語がそのラテン語形を取り入れました
名前がラテン語の Ulixes を経て英語に入りました。おなじみの綴りの多くはギリシャ語ではなく「ラテン語」で、ヘラクレスよりヘルクレスをよく見かけるのも同じ理由です。
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これらの神話について残っているものは、主に何を通して伝わっていますか。
解答 詩と劇、そして後世の編纂 — 一冊の聖典があるわけではありません
詩と劇、そしてずっと後の編纂書を通してです。ホメロスとヘシオドス、悲劇作家たち、オウィディウス、そして何百年も後に書かれた便覧。「聖典はなく」、残っているのは神話そのものではなく神話についての文学です。
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同じ神話でも都市ごとに違う型が語られていました。そこから何が言えますか。
解答 「唯一の正しい型」がないことが多く、食い違いはむしろ普通です
「唯一の正しい版はない」ことが多い、ということです。都市ごとに都合のよい版を語ったので、現代の翻案は原典から外れるというより「古い異本のなかから選んでいる」に近いのです。
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ギリシャのスフィンクスとエジプトのスフィンクスは、どこが違いますか。
解答 ギリシャのものは女性で謎をかけます。エジプトの像は役割がまったく異なります
ギリシャのほうは「女性」で謎をかけます。エジプトのほうは男性で守ります。名前だけが同じ「別の伝統」で、ギリシャ語の呼び名があとからエジプトの遺構に当てられたのです。
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現代のゲームや映画は、古代の資料にない特徴を神や怪物に与えることがあります。どう受け取るべきですか。
解答 翻案として。面白さは別として、古代の物語についての証拠にはなりません
「翻案」として見てください。面白いけれども、古い資料が何と言っていたかの証拠ではありません。ただ厳しくしすぎることもありません。多くの人の最初の出会いはゲームであり、二つを混同しなければそれで十分です。
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「ラビリンス」は今では迷路一般を指します。神話ではもともと何ですか。
解答 ミノタウロスを閉じ込めるために造られた特定の構造物で、一つの物語に結びついています
神話では、ミノタウロスを閉じ込めるために「わざと迷わせるよう」造られた特定の建築物です。「一本道の labyrinth と分岐のある maze」という区別はギリシャのものではなく、ずっと後の習慣です。
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日本語の「アキレス腱」のように、神話から来た言葉が日常に残っています。これは何を示しますか。
解答 物語が信仰としてではなく語彙として生き延びた、ということです
空の形に「物語の名前」を当てたもので、多くはギリシャとその後のアラブの天文学者の仕事です。名前が残ったのは、飾りである以前に航海と記録に「役立った」からです。
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書き手が今もこれらの物語に手を伸ばすのはなぜですか。
解答 短く、広く知られていて、見覚えのある人間の弱さを扱うので、共通の下敷きとして使いやすいからです
短く、広く知られていて、見覚えのある「人間の失敗」についての話だからです。カサンドラやシシュポスと一語投げるだけで通じますが、そんな速記を与えてくれる物語はごくわずかです。
ギリシャ神話 クイズについて
5ラウンド50問。そして最後のラウンドが、このクイズを作った理由です。
ギリシャ神話はネット上でもっとも多く問われる題材の一つで、そのほとんどが同じ層を聞きます — 誰と誰が夫婦か、あの怪物の首は何本か。その層もここにあります。前半三つのラウンドがそれで、実際そこが土台だからです。
第4ラウンドは「その話は何の話か」を聞きます — イカロスは何への戒めなのか、シシュポスは何を表すのか、ヒュブリスはどんな形をしているのか。第5ラウンドはまったく別のことを聞きます。これらの物語がどう伝わり、途中で何が付け加わったのか。 パンドラの容器は、ラテン語の語り直しを経るまでは壺でした。オデュッセウスはラテン語を通ってユリシーズになりました。唯一の聖典がないので都市ごとに型が違い、食い違いは誤りではなく元からの姿です。
図版はなく、入れるものも登録もありません。採点はブラウザの中で行われ、答えはタブを閉じると消えます。
進め方
- 順番に答えてください。神々 → 英雄 → 怪物と場所 → 話の意味 → 伝わり方、と進みます。
- 選択肢は4つとも読んでください。ギリシャ神話の話としては正しいのに、その設問の答えではないものが混ぜてあります。
- 神話に詳しい方でも、最後のラウンドがいちばん難しいはずです。語られた内容ではなく、語られ方の歴史を聞いているからです。
- 型が食い違う場面では、もっともよく知られた古代の語りに従い、「一つしかない」ようには書いていません。
- 現代のゲームや映画からは一問も採っていません。それらと古代の資料が食い違う点は、最後のラウンドで主題として扱います。
よくある質問
無料ですか。登録は必要ですか。
ギリシャ神話クイズは無料で、アカウントも要りません。採点はご自身のブラウザの中で行われ、答えはタブを閉じると消えます。あとで比べたい場合は点数を控えておいてください。
原典を読んでいないと難しいですか。
そんなことはありません。前半三つのラウンドは、学校や映画や一般の読書で自然に入ってくる範囲です。第4・第5ラウンドは読書量より注意深さで、叙事詩を読んだ方でも第5で落とすことがよくあります。
ギリシャ版ですか、ローマ版ですか。
ギリシャ版です。ローマ名は置き換えではなく主題として扱っていて、最後のラウンドに「なぜ同じ神が二つの名を持つのか」という設問があります。ローマの語り直しでしか残っていない話は、どの語りに従ったかを設問に書いています。
覚えている内容と答えが違いました。どちらが正しいのですか。
どちらも正しいことがあります。公認された唯一の型はなく、都市ごとに語りが違い、残っている文献同士も食い違います。設問はもっともよく知られた古代の語りに従い、その食い違い自体を最後のラウンドの主題にしています。
ゲームや小説の設定は出ますか。
現代の語り直しからは一問も採っていません。前半四つのラウンドでそれらの知識は効きません。最後のラウンドでは「その違いをどう読むか」を扱います — 翻案は、どれほど優れていても古代の物語についての証拠ではありません。
何点取れれば上出来ですか。
35点以上なら神々・英雄・意味が確かです。45点以上なら、伝わり方の回までうまくいったということです。その回は神話そのものではなく、翻訳と語り直しの話です。