犬 クイズ — 全50問、最後は「しつけが効く仕組み」

5ラウンド · 50問

ラウンド 1 / 5 · 問題 1 / 50

からだと感覚

犬の色覚は人とどう違いますか。

全50問の解答と解説を表示

全問題・解答・解説

からだと感覚

  1. 犬の色覚は人とどう違いますか。

    解答 おもに青から黄の軸で見ており、赤と緑を人のようには区別しない

    人には色の受容体が三種類あるのに犬は二種類なので、人でいえば赤緑の色覚に近い見え方になります。生活にそのまま響きます — 緑の芝の上の「オレンジのボール」は犬にはほとんど見えず、青いボールははっきり見えます。

  2. 犬は主にどうやって熱を逃がしますか。

    解答 パンティング(あえぎ)で、加えて肉球からわずかに

    皮膚に汗腺がほとんどないため、体を冷やす仕事が舌と気道の「蒸発」に頼りきりです。だから犬には温度と同じくらい「湿度」が効きます。じめじめした日には、人が危険を感じるずっと前にパンティングが効かなくなります。

  3. 犬の嗅覚が特別なのはなぜですか。

    解答 においの受容体がはるかに多く、脳でにおいに使う領域も広いから

    受容体の数は人で数百万、犬では数億と見積もられ、においを扱う脳の領域も割合としてずっと広くなっています。鼻の穴の「横の切れ込み」も効いています — 吐く息が横へ抜けるので、入ってくるにおいを押し戻しません。

  4. 犬は人に聞こえない音を聞けますか。

    解答 はい — 人の上限よりずっと高い音まで聞こえます

    聞こえる上限が人のおよそ二倍から三倍なので、人に聞こえない笛が成り立ちます。しかも十数個の筋肉で「左右の耳を別々に」向けられるため、頭を動かさずに聞く向きだけ変えられます。

  5. 犬のひげは主に何のためにありますか。

    解答 顔の近くの物や空気の動きを感じるため

    神経の集まった組織に深く刺さっていて、空気の動きと近くの物を読み取ります。これが大事な理由があります — 犬の目は「近くにピントを合わせるのが苦手」です。ひげが覆っている範囲は、まさに目が見られない範囲なのです。

  6. 写真や懐中電灯の光で犬の目が光って写るのはなぜですか。

    解答 網膜の裏にある反射層が光を返すから

    網膜の裏にある鏡のような層が光を返し、同じ光をもう一度使わせてくれます。犬が薄暗がりで人よりよく見えるのはこのためで、写真で目が光るのは、その層が仕事をしている場面にすぎません。

  7. 成犬の歯はふつう何本ですか。

    解答 42本ほど

    成犬で四十二本、人で三十二本です。子犬は二十八本から始まり、生後四か月ごろから抜けます。抜けた乳歯がなかなか見つからないのは、抜けないからではなく、たいてい「飲み込んでしまう」からです。

  8. 犬の鼻紋は人の何にあたりますか。

    解答 指紋 — 模様が個体ごとに違う

    鼻の表面のしわの模様が個体ごとに違うので、実際に登録に使った例があります。それでもマイクロチップに取って代わることはありませんでした — 使える模様を写すには「じっとしていてくれる犬」が要るからです。

  9. 犬がにおいを嗅ぎながら、どちらから来たかまで分かるのはなぜですか。

    解答 左右の鼻の穴がわずかに別々に吸い込み、方向が分かるから

    左右の鼻の穴が空気をわずかに「別々に」吸い込み、脳がその差を比べてどちらが濃いかを割り出します。両耳で音の方向をつかむのと同じ仕組みを、においに使っているわけです。

  10. 鼻が温かく乾いていることは、体調が悪い確かな印ですか。

    解答 いいえ — 鼻の温度や湿りは一日のうちでも変わり、それだけでは分かりません

    犬にまつわる言い伝えのなかで、もっともしぶといもののひとつです。鼻の温度と湿りは睡眠や運動や部屋の空気で上下し、熱のある犬の鼻が湿っていることも、日なたでうとうとしていた健康な犬の鼻が乾いていることもあります。

からだが言っていること

  1. しっぽを振っていれば必ず友好的ですか。

    解答 いいえ — 振るのは高ぶりを表し、高さと速さで意味が変わります

    振るというのは「高ぶっている」という意味で、高ぶりは友好とは別の話です。高さ・速さ・こわばりで意味が変わり、さらには惹かれているときと警戒しているときで「振れが左右どちらかに偏る」という研究まであります。

  2. 張りつめた場面でのあくびは、たいてい何を示していますか。

    解答 居心地の悪さ — 落ち着かないときによく見られる

    眠いときでなければ、あくびはたいてい「葛藤」の合図です — 落ち着かないのに、行動する代わりに別のことをしているのです。張りつめた場面でこれを眠気と読むことが、事が大きくなる直前の最後の静かな合図を見落とすやり方です。

  3. プレイバウとは何ですか。

    解答 前足を下げて腰を上げる姿勢で、遊びの誘い

    前を下げ、腰を上げ、しばらく止まります。この姿勢は「句読点」のように働きます — ここからは遊びだと知らせ、遊びの途中で少し荒くなったときにもう一度やって「本気ではなかった」と直しにいきます。

  4. 顔は向けずに横目で見て、白目が三日月のように見えるのは、たいてい何の印ですか。

    解答 ストレスや不安

    白目が三日月に見えるのは、犬が「顔は背けながら目は離せずにいる」からです — 離れたいのに目をそらす勇気がない状態です。はっきりした合図なのに、写真になるとかわいい表情と取り違えられがちです。

  5. 濡れてもいないのに、緊張した場面のあとで体を大きく震わせるのはなぜですか。

    解答 緊張をほどき、高ぶりを戻す行動として広く読まれている

    何かが「終わった直後」によく出ます — あいさつ、小競り合い、診察。高ぶった体が元に戻る動きとして広く読まれています。見ておく値打ちがあります。その犬が「落ち着いた瞬間」を教えてくれることが多いからです。

  6. おなかを見せて転がるのは、いつも何を意味しますか。

    解答 場合による — 誘いにも、なだめにも、防御にもなるので、体の他の部分を見る必要がある

    遊びのなかでは降参ではなく「技」であることもあり、気づまりな出会いではなだめにも、四本足で身を守るいちばん早い姿勢にもなります。おなかを見せる=なでてほしい、が「既定値」ではありません。どちらなのかは体の他の部分が語ります。

  7. うなり声はどう受け取るのが適切ですか。

    解答 役に立つ情報 — 距離をとってほしいという警告である

    うなり声は「やる前にやると知らせている」ことなので、犬が差し出せるもっとも役に立つ合図です。これを行儀の問題として扱うのは、「警告」と「警告が指している問題」を取り違えることにあたります。

  8. 犬どうしが出会うとにおいを嗅ぎ合うのはなぜですか。

    解答 においから情報を得るため。犬にとってにおいは視覚よりずっと多くを伝える

    においには、誰なのか、雄か雌か、何を食べたか、最近どんなことがあったかまで乗っています。ですからこの瞬間は握手よりも「一ページ読むこと」に近いのです。そこで引き離すのは、どうふるまうか決めるための情報を取り上げることになります。

  9. 食事の場面でないのに口のまわりをなめるのは、たいてい何のしるしですか。

    解答 落ち着かなさ — よく知られたカーミングシグナルの一つ

    食べものがないのに舌が短く出入りするのは、数十年前に「カーミングシグナル」としてまとめられ名づけられた一群にあたります。その呼び名自体には議論がありますが、居心地の悪さと一緒に現れるという観察は広く認められています。

  10. 体を固くして動かず、じっと見つめている状態を軽く見てはいけないのはなぜですか。

    解答 咬みつく直前によく現れるうえ、静かなので見落としやすいから

    「前ぶれもなく咬んだ」とされる事故のほとんどの直前に、まさにこれがあります — 動きが止まり、体が固くなり、目が据わります。見落とされる理由は単純です。人は「音」を探しているのに、この警告は「静か」だからです。

安全とよくある誤解

  1. チョコレートが犬に問題になるのはなぜですか。

    解答 テオブロミンが含まれていて、犬は人よりずっと遅くしか分解できないから

    テオブロミンが問題で、違いは「速さ」です。人が数時間で片づけるものを、犬はほぼ一日かけます。ダークチョコレートやココアパウダーにはミルクチョコレートの何倍も入っているので、量と同じくらい「種類」が効いてきます。

  2. 次のうち、少量でも犬に危険だと知られているのはどれですか。

    解答 キシリトール — 無糖の製品に使われる甘味料

    犬ではインスリンが大量に出て血糖が急に下がることがあり、肝臓の障害が続くこともあります。無糖のガムや一部のピーナッツバターに入っているので、甘いものを分ける前に「表示を読む」のが安全です。

  3. 犬の1年は人の7年ですか。

    解答 いいえ — 初めは速く歳をとり、その後ゆるやかになり、体格でも違います

    この比率にはもともと根拠がありませんでした。犬の一年目には発達が詰まっており、その後はゆるやかになり、大型犬は小型犬より速く歳を取ります — ですから「ひとつの掛け算」では表せません。

  4. 暖かい日に停めた車が危ないのはなぜですか。

    解答 車内が外気よりはるかに高くなるうえ、犬は体を冷やすのが苦手だから

    車内は数分で外気よりはるかに高くなり、窓を少し開けておいてもほとんど変わりません。そのうえ犬は体を冷やすのが苦手なので、「不快」と「危険」のあいだの余裕が狭いのです。

  5. 暑い日に激しく運動したあとは、自然に冷めるまで待てばよいですか。

    解答 いいえ — 熱中症は緊急事態で、待たずに動物病院へ連絡すべきです

    熱中症は寝れば治るものではなく緊急事態で、止まって落ち着いて見えたあとも悪くなり続けることがあります。向かう道中で冷やせという案内はよくありますが、順序としては「連絡が先」です。

  6. 犬が草を食べるのは体調が悪いときだけですか。

    解答 いいえ — 健康な犬もよく食べ、一つの説明では片づいていません

    「具合が悪いから食べる」という説明は人気がありますが持ちこたえません。調べてみると、草を食べる犬の多くは「食べる前に元気で、食べたあとも吐いていません」。ひとつの理由でまとまらないふつうの行動に近く、俗説よりすっきりしない答えです。

  7. たまねぎやにんにくは犬に安全ですか。

    解答 いいえ — どちらも犬に毒性があると知られている植物の仲間です

    どちらもネギの仲間で赤血球を傷つけ、加熱しても危険は消えません。粉にしたもののほうが生より「濃い」ので、実際の事故は生の玉ねぎより「味付けされた残りもの」で起きがちです。

  8. 食器に近づくとうなる犬への、いちばん安全な対応はどれですか。

    解答 距離をとり、根にある問題は専門家と一緒に扱う

    下がるのは負けることではなく、「警告しても無駄だ」を「教えない」ことです。自分のものを守ろうとする行動はよくあることで直せますが、直し方はその場に勝つことではなく「人が近づくときの気分」を変えることです。

  9. 毎日散歩していても爪は切る必要がありますか。

    解答 多くの場合あります — やわらかい地面では十分に削れず、長い爪は立ち方を変えます

    爪を削るのは舗装であって「土や草」ではありません。硬い床でカチカチと音がするならもう長いということで、長い爪は指を押し上げて「立ち方」を変えるので、時間がたつと歩き方まで変わります。

  10. 初対面の犬がなでられたがっていると考えてよいですか。

    解答 いいえ — 連れている人に尋ね、犬のほうから近づくのを待ちます

    まず連れている人に尋ね、そのあとは「犬に決めさせます」。触れられたい犬は残りの距離を自分から詰めてきます。その場にとどまる犬はすでに答えを出しており — 近づいてこない犬の「頭の上に手を伸ばすこと」が、避けられたはずの事故の多くの始まりです。

人と暮らすようになるまで

  1. 犬はどの動物から分かれてきましたか。

    解答 いまのオオカミではなく、古いオオカミの集団

    いま生きているオオカミから分かれたのではありません。あちらは祖先ではなく「兄弟の枝」です。犬が出てきた集団はすでに絶滅しているので、現代のオオカミと犬は「失われた同じ群れから出たいとこ」と考えるのが正確です。

  2. 研究者は犬の家畜化をおよそいつごろと見ていますか。

    解答 農耕が始まるより前、何万年も前

    年代には異論が多いのですが、どの見積もりも「農耕より前」です — 犬は農民ではなく狩猟採集民のそばに来ました。もっとも古い埋葬のひとつには若い犬が人と一緒に葬られており、その骨は「病んでいるあいだ世話をされていた」ことを示しています。

  3. 多くの使役犬の犬種はなぜ作られましたか。

    解答 見た目ではなく仕事のため — 牧畜・番・狩り・運搬

    古い犬種はほとんどが、見た目である前に「職務内容書」です。同じ犬種の「使役の系統」と「展覧会の系統」がこれほど違ってしまう理由もそこにあります — 見た目が目標になった瞬間から、二つは別のものへ向けて選ばれていました。

  4. いまの犬種標準の多くは、いつごろ形になりましたか。

    解答 主に19世紀に、ケネルクラブと品評会の広がりとともに

    いま私たちが知る犬種の多くは「電話より新しい」のです。十九世紀にケネルクラブと閉じた血統書と品評会が生まれ、「この犬はこう見えるべきだ」と書いた「標準の文書」が、地域の型を犬種へと変えました。

  5. 牧羊犬のふるまいは、たいてい何でできていますか。

    解答 狩りの手順を作り替えたもの — 仕留める段階を抜いて、追い・集める部分だけが残ったもの

    狩りは「気づく → 見据える → 忍び寄る → 追う → つかむ → 仕留める」と続きます。牧畜犬は前半を残し「後半で止まる」ように選ばれた犬たちなので、コリーは動くもの — 子どもも含めて — なら何でも回り込んで見据えるのです。

  6. 同じ犬種の犬どうしがまったく違うふるまいをするのはなぜですか。

    解答 犬種は傾向をずらすだけで、個体の遺伝・幼いころの経験・しつけが大きく違うから

    犬種は結果を「決める」のではなく確率を「ずらします」。大規模な遺伝の研究では、個体どうしの行動の違いのうち犬種で説明できた割合は大きくありませんでした。保護施設や訓練士がずっと言ってきたことと同じ結論です。

  7. 「ランドレース(在来種)」は、いまの犬種とどう違いますか。

    解答 書かれた標準ではなく、その土地の使われ方が形づくった型である

    書かれた標準も閉じた登録簿もなく、「その土地で何をしていたか」が形づくった型です — この谷で羊を守り、この地形で狩りをする。いまの多くの犬種はここから始まり、誰かがその姿を「書き取った日」に犬種になりました。

  8. 一部の犬種が呼吸に苦労するのはなぜですか。

    解答 とても平たい顔を選んで交配した結果、気道が短くなったから

    顔が平たくなるように選ぶと頭骨は短くなりますが「中身」はその分減らないので、もともと収まっていた軟らかい組織が気道を狭めます。つまりこの呼吸の苦しさは事故ではなく「設計として受け継がれた」もので、極端な形を規制しはじめた国もあります。

  9. ある犬種の遺伝的な幅が狭まると、たいてい何が起きますか。

    解答 遺伝性の病気の割合が高くなる

    血統書を閉じるとは、その犬種のすべての犬が「限られた始祖」から下ってくるということで、人気のある一頭の雄が数世代のうちにひとつの変異を集団全体へ広げてしまえます。特定の犬種に病気が集まる仕組みがこれです。

  10. 保護施設から迎える実際的な利点は何ですか。

    解答 成犬は体格も気質もすでに見えている — 子犬はそうではない

    成犬なら体格も毛も運動量も気質のかなりの部分も「すでに見えています」。子犬は「予測」であり、その予測は多くの人が思うよりずっと弱いのです — 成犬をすすめる根拠は道徳ではなくこれです。

しつけが効く仕組み

  1. ごほうびのタイミングがそれほど大事なのはなぜですか。

    解答 ごほうびは直前の行動に印をつけるので、遅れると別の行動に印をつけてしまうから

    ごほうびは「届いた瞬間にしていたこと」に印を付けるのですが、犬は二秒のあいだに三つのことをします。遅れて渡したごほうびは、そのうち「見当違いのもの」を忠実に強めてしまい、誰も教えるつもりのなかった行動が学ばれます。

  2. マーカーの言葉やクリッカーは何のためのものですか。

    解答 どの瞬間がごほうびを得たのかを正確に伝えるため

    その音が「得たまさにその瞬間」にごほうびの代わりを立ててくれるので、おやつが少し遅れても何に対してだったかがぼやけません。離れた場所や一瞬で過ぎる行動ほど値打ちが出ます。そういうときは、おやつが「すぐには渡せない」からです。

  3. うなりを罰すると、たいてい事態が悪くなるのはなぜですか。

    解答 警告だけが消えて根にある気持ちが残り、次の合図が咬みつきになりうるから

    うなり声と「その下にある気持ち」は別のものなのに、罰はうなり声にしか届きません。それだけを何度も抑えつけると、犬は同じ気持ちのまま「知らせるのをやめます」 — こうして「前ぶれなく咬む犬」ができあがります。

  4. ある行動が「間欠的に」ごほうびを受けているとは、どういう意味ですか。

    解答 予測できない形でごほうびが来るという意味で、そのぶん強くしつこく残る

    予測できないごほうびがもっとも「しつこい」行動を作ります。賭けごとをやめにくくするのと同じ理屈です。食卓で一度成功したことが数か月ぶんのおねだりを支える理由もこれです — 頑固なのではなく、一度当たった確率に賭けているのです。

  5. 家では完璧に座る犬が、公園では合図を無視するのはなぜですか。

    解答 学んだことは自動的には広がらない — 新しい場所で改めて練習する必要がある

    犬は学んだことを「学んだ状況」に結び付けるので、台所で覚えた合図はにおいだらけの公園では事実上「別の合図」です。いくつもの場所でやり直すのは繰り返しではなく、先に学んだことを「使えるようにする」工程です。

  6. 「消去バースト」とは何ですか。

    解答 ごほうびを止めたとき、その行動が一時的に強まってから薄れていくこと

    来ていたごほうびが止まると、その行動は消える「前に」たいてい大きくしつこくなります。知っておく値打ちがあるのは、その跳ね上がる瞬間こそ人が折れてしまう場所だからです — そこで折れると、忍耐ではなく「しつこさ」を教えることになります。

  7. 「順位・リーダー」の枠組みが古いとされるのはなぜですか。

    解答 囲われたオオカミの古い観察に基づいており、のちの研究がそれを支えなかったうえ、ふつうのふるまいを地位争いと読み違えるから

    この考えは「たがいに他人のオオカミを閉じ込めて」観察したところから出てきましたが、その群れは母と子でできた野生の群れとはまるで違うふるまいをします。この考えを広めた本の著者は晩年それを正そうとし、自分の本を「もう刷らないでほしい」と求めました。

  8. あいさつで飛びついてくる犬への、いちばん効く対応はどれですか。

    解答 飛びつきに与えていた注目を外し、四本の足が床にあるときにごほうびを与える

    飛びつきを支えているのはたいてい「返ってくる反応」で、押しのけることも叱ることも反応です。体を背けるとその見返りが消え、四本の足が床にあるときにあいさつしてやると「通じるやり方」ができます — 二つがそろってはじめて癖が変わります。

  9. 練習の時間を短くするほうがよいのはなぜですか。

    解答 集中と意欲が落ちるから。犬がまだやりたがっているうちに終えれば、その両方が守られる

    一日に数分を何度かのほうが、一度に長くやるより優れています。集中も意欲も尽きるからです。犬が「もっとやりたい」と思っているうちに終えれば次の時間を待つようになり、その待つ気持ち自体が訓練されているものの一部です。

  10. 「拮抗条件づけ」とは何ですか。

    解答 犬が耐えられる距離で良いものと結びつけ、その対象の意味そのものを変えること

    犬が怖がるものを「じっとしていられる距離」に置き、同時によいことが起きるようにするのを繰り返します。その距離でやれば対象の「意味」が変わりますが、近すぎるところでやると、おいしいおやつを「怖さと結び付ける」だけで終わります。

犬 クイズについて

10問ずつ5ラウンド。そして最後が、犬との暮らし方を変えるほうです。感覚、しぐさの意味、安全、犬が人のそばに来るまで — そして学習が実際にどう起きるのか。

最後のラウンドが大事なのは、広まっている助言の多くが、専門家が何十年も前に離れた枠組みの上に立っているからです。ごほうびが何を教えるかはタイミングが決めます。うなりは反抗ではなく情報です。警告を罰すると警告だけが消えて気持ちは残ります。どれも直感的ではなく、どれも確かめられることです。

安全のラウンドがもう半分の役に立つ部分です。チョコレート、キシリトール、暑い日の車、そしてほとんど誰もが繰り返す「人の年齢の7倍」。

写真はありませんし、犬種当ての問題もありません。写真から犬種を当てるのは別のクイズですし、どの犬が合うかを選ぶのは当サイトの犬種診断が別にあります。このページは犬の写真ではなく犬について問います。

ここにあるのは獣医学的な助言ではありません。病気や中毒に触れる問題の答えは「調べる」ではなく「動物病院に連絡する」です。

進め方

  1. 順番に進めてください。ラウンドは「犬とはどんな生き物か」から「犬がいま何を言っているか」へ進み、後ろが前に寄りかかります。
  2. 選択肢は4つとも読んでください。ときには正しいけれど、聞かれたことではない選択肢がいくつもあります。
  3. 長く犬と暮らしてきた方でも、安全のラウンドで点を落とすと思っておいてください。あの誤解はたいてい善意で繰り返されます。
  4. しつけをしていなくても最後のラウンドを飛ばさないでください。学習がどう起きるかの話で、ネットで読んだ助言が効くか逆効果になるかをそれが決めます。
  5. 学ぶためではなく選ぶためなら、当サイトの犬種診断がそのページです — このクイズはどの犬種が合うかをあえて問いません。

よくある質問

無料ですか。登録は必要ですか。

無料で、登録もありません。答えはブラウザの中にとどまり採点もそこで行われ、タブを閉じると消えます。残るものがないので、あとで比べたい場合は点数を控えておいてください。

この内容は獣医学的な助言ですか。

違います。安全のラウンドは広く確立した事実を問います — チョコレートやキシリトールがなぜ危ないのか、停めた車がなぜ安全でないのか。特定の一頭にどうすべきかは扱いません。何かを口にした、様子がおかしいという場合は、クイズのページではなく動物病院にご連絡ください。

犬種当ての問題がないのはなぜですか。

それは別のクイズで、写真が要るからです。写真は撮った人のものです。さらに当サイトの犬種診断とも重なります — あちらはどんな犬がその家に合うかを扱います。このページは犬種に関係なくどの犬にも当てはまること、つまり犬がどんな生き物でどう学ぶかを問います。

犬を飼っていないと解けませんか。

いいえ。前半三つのラウンドは犬がどう働き、その合図が何を意味するかの話で、必要な定義は選択肢の中にあります。しつけのラウンドは実のところ学習の話なので、部屋に犬がいてもいなくても同じように読めます。

教わった内容と食い違うものがありますが、どちらが正しいのですか。

助言が変わった場所では、変わっていないふりをせずに設問がそう述べます — 順位の枠組みと「7倍」の目安がいちばん分かりやすい例です。広く支持されているものにとどめ、目を引く主張ひとつに寄りかかったものは外しました。覆るのはそういうものだからです。

何点なら良いほうですか。

35点を超えれば強いほうです。ただ形のほうが大事です — 前半二つで落としたなら犬がどんな生き物かの穴で、安全のラウンドとしつけのラウンドで落としたなら、誤解と古いしつけの助言がまだ働いているということです。埋める値打ちがあるのは後者です。